【開催報告】第1回横浜のシェフ、管理栄養士と 食物アレルギーのある中学生をつなぐ場マルシェ

3月15日に、『横浜市立大学』『横浜のシェフ』そして『よこはまアレルギーラボ』がコラボしたイベント【第1回 横浜のシェフ、管理栄養士と 食物アレルギーのある中学生をつなぐ場マルシェ】が開催されました。

本イベントは、食物アレルギーを持つ中学生が自分自身で食べ物の情報を得て、選択・食べていくために、横浜市のシェフ、管理栄養士、看護師と繋がって、色んな場面で対応できるようにするためのイベントです。

今回は、横浜市にゆかりのある食材を使って『はまぽーくハンバーグ』『春野菜のナムル』を作りました。

『はまぽーく』は横浜の生産者が育てた健康な豚で、肉質は柔らかく、色は淡紅色、脂は白く甘みがあり、あっさりしているおいしい横浜のブランドの豚肉です。

そしてお野菜は、横浜市の『苅部農園』さんで作られた苅部ネギや苅部人参を使いました。大根みたいに見えますが、ニンジンなんです!みんな驚いていました。

さぁ、管理栄養士さんの指導の下、クッキングが始まります。

まずは『はまぽーくパンバーグ』作り。

一般的なハンバーグには、お肉の繋ぎに『卵』や『パン粉』が使われますが、今回は代替食材として『大根おろし』と『片栗粉』を使いました。ハンバーグに大根おろし!?どんな味になるんでしょう?

みじん切りにした玉ねぎを炒めます。

お肉と混ぜてハンバーグのカタチにしていきます。

フライパンで両面に焼き色を付けたら、オーブンで焼きます。どんな出来上がりになるのでしょうか?

ハンバーグが焼きあがるまでの間に、『春野菜のナムル』を作ります。

自分達で切った野菜をごま油で良く炒めれば簡単に出来ちゃいます!

ナムルが完成した頃合いで、ハンバーグも出来上がりました!

とっても美味しそう!!

お皿によそって完成です!

ハンバーグのソースには、卵不使用のマヨネーズ風調味料と大根おろしを合わせたものを作りました。一体どんな味になるんでしょう??

それでは、みんなで「いただきまぁす!」

食べながら「うわぁ!美味しい~!」と大喜びの声が上がります!

大根おろしを入れて作ったハンバーグは、ジューシーでありながら肉肉しいワイルドな食感!甘味のある味わいは『はまぽーく』のお肉の特徴のようです。

マヨネーズ風調味料と大根おろしを合わせたソースは、コクとさっぱりさが合わさった不思議なソースとなっており、これがハンバーグとベストマッチ!

春野菜のナムルも、野菜の甘味や味わいをしっかりと感じつつも、香ばしいごま油が効いた美味しい一品となりました。

自分達で作ったお料理なのに、お店で食べるお料理みたいでした!

お料理をプロデュースしてくださった、TSUBAKI食堂の椿シェフから、お料理のポイントなどについても教えていただきました。

イベントを通して、管理栄養士さん、シェフさんから色んな役立つ情報もいただくことが出来ました。

中学生という成長期にとって必要な栄養やお食事の摂り方や、アレルゲン除去の為に摂取できない栄養を他の何の食材で補うことができるのか?など、身体の健康を保ち健やかな成長を維持していくためにとっても大切な情報でした。

また、実際の外食店で働いていらっしゃるシェフさんが、食物アレルギーを持つ方がご来店された時にどのようにお考えになってご対応してくださるかについてもお話を聞くことが出来ました。どうしても「食物アレルギーがあるって言うと迷惑がかかるんじゃないかな?」と思ってしまうことがあるかと思いますが、「ぜひ、まずはお話をしてみてください!どんな対応ができるか、一緒に考えてみましょう!」と嬉しいお言葉を頂けました。

お食事のこと、外食のこと、自分で作るお料理のことなどなど、今回のイベントでは色んな気づきを得られたのではないでしょうか?

保護者としても、とても学びの深いイベントでした。

開催をしてくださいました『横浜市立大学』さん、『TSUBAKI食堂』さん、そして『よこはまアレルギーラボ』のみなさん、そしてご参加いただいたご家族様、どうもありがとうございました!!